柔軟
映画を観てきましたー。
今年中にあと1つ、2つ、観れたら良いなと思いますー!
『紙の月』
やっと観に行きました。
ただただ小林聡美の演技に感嘆。
全ての人が主演なような、そんな映画が好きです。
ニセモノだから、って淡々と言い切る宮沢りえの怖さと美しさ…。
観終わったあとの少しの絶望感。
やっぱ吉田大八監督好きなのかもしれないなーと思いました。
言い切れないのは、監督の作品を観たのがまだ2つ目だからです。
わたしはノミのような心臓なので、ずっとドキドキしてました。
あんなことできない笑
あの純粋さが怖いなーと思いました。
「うわー」とか「あーあ」とか「やーや」とか脳内で言いながら観ました。
観たあとなぜか感傷的になりました。泣き出したかったです。
最後、少しでも救われたのだろうか?と、考えながら映画館をあとにしたのでした。
『ショート・ターム』
観て良かったです。
優しい人は脆くて生きることがつらいな、と改めて感じた。
同じような経験をしても傷のカタチは同じじゃないし、気持ちも違う。
一人では脆くても、二人で強くなれたらいいなって思った。
愛されること、誰しもがその権利があるのに、理不尽だなと。
男の子が歌うシーンがあるのだけど、どうにか幸せになってほしいと、
どうだっていいんだ、なんて言わないでどうにか、と本気で思うのでした。
そしてその歌と、エンドロールが最高にかっこういいのです。
人生捨てたもんじゃない、なんて100%の本気では言えないし、
クソなことは山ほどにあって、報われる日がくるなんて保障ないし、
でも、幸せであれ、と無責任だけど、思ってしまうのです。
不器用な人間ばっかりで、ほんと愛おしいです。
もうほとんど公開終わったかもしれないけど、観てー!みんな観てー!
メイソンと二人ならやれるよ、って信じます。
最後の走り出すところなんて、とても素敵だったよ。
やっぱり、人の気持ちは理解できるはずないけれども、
否定はせず、受け止められる人になりたいなーと思うのでした。
色々と時間の配分を間違えて、暇な時間がたくさんできてしまった日だったけど、
それもよしとする。
柔軟に生きていきたいもんだ…と自分を情けなく思うのでした。
映画館で観た『百円の恋』のポスターに励まされました。
安藤サクラはマジで格好いいぜ。早く観たいなぁ。
こちらでは来年公開です。楽しみです。