つま先から

特にありません。

読み方の分からないバンド名

11月にしては暖かいですね、お昼は!
家の中の方が寒いから、手が冷たいです。
映画を2本観たので、書きます。

『捨てがたき人々』
街へと出るの面倒だなーという思いと闘いながら
映画館へと向かったのですが、観て良かったです。
なんとなくのストーリーをチラッと見てからだったのですが、
この題名の意味がすごくしっくりきました。
「捨てがたい」って、なんとなく良い意味ではないですよね。
特別に手元に置いておきたいわけではない、欲しいわけじゃない、
なくても困らない、でも捨てられない。
「人は、なにゆえ生を受け、なにゆえ死に至るのでしょうか。」
多分、多くの人はこういう自問自答って、
冗談半分、本気半分にしたことあると思う。
そういうもんだって言い聞かせるか、考えるのやめるか。
誰もが器用に生きられないし、自分にも世界にも納得して生きていけない。
そしたらもっと不器用になったりして。
落としどころのない疑問とか不安を、
他人に向けてしまって自己嫌悪して、そういう悪循環。
自分に嫌気がさすけど、上手くやっていこうと思っても上手くいかなかったり、
痛いほど分かるから、見てるとつらかった。
観終わるとどよ~んとするけど、観て良かったです…。
切ないけど。
まあ、生きてると納得できることなんて少ないですよね。
そして、つくづく役者さんはすごいなぁと思います。
最後の南朋さんの家族のシーン、胸がギュッとしました。
うう、全部言いたい。
邦画、好きです。

シネツインで『FRANK-フランク-』観ました!
缶バッヂ貰えなかった(; ;)残念でした。
広島で公開初日、たくさんの人が観に来ておりました。
シネツインの方が、フランクのお面を作って上映前に挨拶しておりました。
本編は、フランクの魅力にひきこまれました。
フランク、すっごいキュートです。
バンドメンバーも個性豊かというか、強烈。
全然馴染めないジョンが奮闘するも、ダメダメな姿が笑える。
「みんなフランクになりたいと思う、でもフランクは一人しかいない。」
これだーって思いました。
なんとも苦難しかないようなアルバム制作のための共同生活、
どのメンバーの視点に立って観ても面白いと思います。
フランクの視点には、なれないかな~笑
お気に入りのシーンは、フランクが説得するところと、儀式のところですかね。
もちろん、最後も。
映画観ると、フランクの顔が可愛く見えてきます。
音楽だけの繋がり、脆いようで強いのかな。
ぜひ、エンドロールまで観てほしい映画でした。
ドーナル・グリーソン、素敵な俳優さんですね。
そしてこれは公式サイトまで楽しいですよ。

さまざまな人間模様を観た、2本でした。
観たい映画の公開がぎゅうぎゅう詰めなので、大変です。